保険にたくさん入っているから企業型DCは不要?~そう思っていた社長が導入を決断した理由~(2026/6/26)
こんにちは、綾部です。
企業型確定拠出年金(企業型DC)のお話をしていると、かなりの確率で出てくる言葉があります。
それは、
「うちは保険にたくさん入っているから大丈夫ですよ」
です。
生命保険。
がん保険。
医療保険。
退職金積立を兼ねた保険。
経営者の皆さまは、会社や家族を守るために様々な保険に加入されています。
実際、それはとても大切なことです。
私自身も保険の重要性は十分理解しています。
しかし、企業型DCをご提案するときにお伝えしていることがあります。
それは、
保険と企業型DCは似ているようで、まったく役割が違う
ということです。
今回は、実際に「保険で十分だと思っていた」社長が企業型DCを導入した事例を交えながら、その違いについてお話ししたいと思います。
■「保険で足りている」と思っていた社長
ある日、顧問先の社長との打ち合わせで企業型DCのお話をしました。
すると社長は笑いながらこう言いました。
「綾部先生、うちは保険屋さんから勧められるまま結構入ってますよ(笑)」
実際に内容を確認すると、
・生命保険
・医療保険
・がん保険
・退職金準備型保険
など複数の契約がありました。
確かに保障は十分です。
そこで私はこう質問しました。
「社長、ご自身の退職金はいくら準備できていますか?」
すると社長は少し考え込んで、
「うーん・・・たぶん大丈夫だと思うんだけど・・・」
と答えられました。
さらに聞いてみます。
「何歳でいくら受け取れる予定ですか?」
すると、
「そこまでは把握してないなぁ・・・」
というお返事でした。
実はこれ、多くの経営者に共通しています。
■保険は“もしも”への備え
保険は素晴らしい制度です。
病気になったとき。
亡くなったとき。
会社に大きな損失が発生したとき。
そんな
万が一
に備えるためのものです。
つまり保険の役割は、
守ること。
会社を守る。
家族を守る。
経営者を守る。
これが保険の本質です。
■企業型DCは“必ず来る未来”への備え
一方で企業型DCは違います。
企業型DCが備えるのは、
病気になるかもしれない未来
ではありません。
必ず来る未来です。
それは、
老後です。
60歳。
65歳。
70歳。
会社を引退する日は必ずやってきます。
そのときのために、
毎月少しずつ積み立てていくのが企業型DCです。
つまり、
保険が守備なら、
企業型DCは攻撃。
保険がブレーキなら、
企業型DCはアクセル。
役割が違うのです。
■ホークスも守備だけでは優勝できない
私は福岡県民なので、ついホークスに例えてしまいます(笑)
野球で考えてみてください。
どれだけ守備が良くても、
得点できなければ勝てません。
逆に、
どれだけ打線が強くても、
守備が崩壊していれば優勝できません。
優勝するチームには、
守備も攻撃もあります。
保険は守備です。
企業型DCは攻撃です。
どちらか一方だけではなく、
両方を備えることで強い経営が実現します。
■企業型DCの最大の特徴は“見える化”
企業型DCを導入した社長が最も驚かれるのが、
資産が見えることです。
保険の場合、
「たぶん大丈夫」
という感覚になりがちです。
一方で企業型DCは、
毎年、
・いくら積み立てたか
・現在いくらになっているか
・将来どれくらいになりそうか
が確認できます。
つまり、
経営者自身の将来設計が具体的になるのです。
■実は社員も同じ
企業型DCの価値は、
経営者だけではありません。
社員にとっても同じです。
社員説明会でよく聞く声があります。
「会社がここまで将来を考えてくれているとは思いませんでした」
という言葉です。
給与は毎月もらうもの。
賞与も毎年もらうもの。
でも、
老後資金の積立まで会社が考えてくれる。
これは大きな安心感になります。
■導入企業のリアルな声
導入から1年後。
先ほどの社長に感想を聞いてみました。
すると、
こんな言葉が返ってきました。
「保険とDCは別物だったね」
そして続けて、
「むしろ社長の自分が一番メリットを感じてるかもしれん(笑)」
と笑っておられました。
・退職金準備が明確になった
・節税効果も感じられた
・社員の反応も良かった
・採用面でも話題にできる
想像以上の効果だったそうです。
■企業型DCは福利厚生ではなく経営戦略
企業型DCを
「福利厚生のひとつ」
と考える経営者もいらっしゃいます。
もちろん間違いではありません。
しかし私は、
企業型DCは
経営戦略
だと思っています。
なぜなら、
・採用力向上
・定着率向上
・節税対策
・退職金準備
・社員満足度向上
すべてに関係するからです。
ここまで幅広い効果を持つ制度は多くありません。
■まとめ
企業型DCをご提案すると、
「保険があるから大丈夫」
という声をよくいただきます。
しかし、
保険と企業型DCは役割が違います。
保険は守備。
企業型DCは攻撃。
保険は万が一への備え。
企業型DCは必ず来る未来への備え。
ホークスが優勝を目指すために守備と攻撃の両方が必要なように、
会社経営にも両方が必要です。
もし、
「うちも保険には入っているけど、DCはよく知らないな」
と思われたら、一度話を聞いてみませんか?
意外と、
「もっと早く知りたかった」
という制度かもしれません。
■まずはお気軽にご相談ください
綾部事務所では、
✅企業型DC導入支援
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まで、まるっと対応しています。
制度の説明だけでも大歓迎です。
ぜひお気軽にご相談ください。
